メンバーが考えていたこと
毎晩のミーティングではその人ならではの視点を持ち寄り話をすることで、それぞれ異なる経験を持つメンバーがお互いに考えを深めることができました。ここではその一部を紹介し、メンバーがどのような思いでこの活動に参加していたのかを想像していただければと思います。
初日の顔合わせ
・自分に何ができるかわからないけど全力でやりたい
・他人事でいる自分が嫌だった
・去年からの変化を自分の目で確かめたい
・もらったものを返せるように
・大船渡が好きで、とにかく行きたい など
津波の映像鑑賞、現地視察後
・正直忘れてしまっていた感覚もあった
・何人が、何戸が…という全体の数値よりも、一人一人が被災されたということを忘れずにいたい
・被災された方の気持ちを完全に理解することはできないのでは
・そのことを含め、これから出会う人達とどう向き合えばよいのか など
活動中
・自分たちにできることは何か
・初めは活動をこなすだけで意味や目的を考える余裕がなかった
・住民の方々を巻き込むチャンスを見逃さずに行動できた
・昨年よりコミュニティができつつあると感じる場面に出会った
・いかにもなユニフォームを身に着け、スーパーなど大船渡の皆さんの生活の場に入っていく違和感
・名前を伝えたり聞いたりするタイミングがつかめなかったり、不自然になってしまう
・私たちと住民の方が仲良くなるのは嬉しいことだけれど、それだけでは目的に近づけないのでは
・相手がどう感じるかを推し量る大切さと難しさ など
最終まとめミーティング
・ありがとうございました
・1週間では考えても答えの出ないことがたくさんあったので、ここで経験したことをもとに、東京に帰ってからもそれらと向き合いたい
・大船渡の方々の力強さやエネルギーを感じた
・場所によって復興のむらを感じた
・時間をかけて育てられてきた信頼関係があったからこそ活動ができるのであり、いろいろな形で活動を支えてくれた方々に感謝したい
・実際に見て初めてわかることがたくさんあった
・自分のまちや普段の生活のことも考えるきっかけになった
・どんな形になるかわからないけど関わり続けたい など
最終まとめミーティングでは、この他にもその人ならではの言葉が多く聞かれました。個人の感想をまとめた声のページをご覧ください。